物件を所有しているオーナーにとって、住居用の賃貸と事業用物件は上手く運営したいですよね。
しかし、どちらとも同じ要領で経営できるかといったらそうではないので、なかなか手がでないという方もいるのではないでしょうか。
ここでは事業用の物件を借りる人がどんなポイントを見ているのかをご紹介していきます。
事業用物件を借りる人(借り手)が見ているポイントとは?
事業用物件を借りる人が見ているポイントは、いくつかあります。
まず一つ目が、“コスパ”です。
部屋の広さや日当たりのよさ、風通しのよさ、といった内側の環境や、周りのお店などの外の環境は重視する人が多いですが、それはあくまでも理想です。
実際に物件を決める時に天秤にかけるのはそれらの条件を総合的に見て、値段とどれくらい釣り合っているかを借り手は見ています。
たとえば、緑あふれる静かな環境に立つ物件を借りたいと思ってはいるものの、予算があまりない、という借り手の意向を無視して、環境が良いから高くても売れるだろうという見込みで値段を設定していた場合、その借り手は寄り付きません。
それどころか、自分の持っている物件よりも周りの緑の数は少ないけれども、安いという理由でそちらの物件を借りられてしまう可能性もあります。
非常にもったいない話です。
そして二つ目が、“デザイン性”です。
新しい働き方が増えてきている昨今では、今までのような無機質なビルディングはあまり魅力的に感じない借り手もいるようです。
なかには、あえて駅から少し歩いても、サラリーマンや若者があまりいない静かな物件を仕事場として借りる人もいます。
駅から近いから人が集まるだろうという考えに縛られるのではなく、今の時代の流れを上手く読んで貸し出せるとよいでしょう。
そして三つ目が、“同じビルに入っている企業”です。
ビジネスを効率良く進めたいと考えている人は、郵便局や銀行といった公的機関に近い物件を好む傾向にあるようです。
そのほかにも、同じビルに入っている企業が気になる人もいるようで、柄の悪い企業が入っていなかったことやビルのオーナーとの相性が決め手となり借りたという人もいます。
オーナーの性格も重視されているようです。
事業用物件を借りる人が見ている最終的なポイントは“家賃”
しかしやはり、最終的なポイントは家賃です。
物件を借りる人のなかには、人数も少ないので、とりあえず居住用の物件をSOHOとして借りて家賃を安く抑えている人もいます。
これはまさに、今の時代らしい物件の使い方ですね。
まとめ
居住用の物件をオフィスとして売り出してみたり、賃料を下げてみたり、まだまだできる工夫はたくさんあります。
今の時代だからこそ、時代の流れにあった経営が大切です。
大津・草津・栗東・守山・野洲・近江八幡・水口エリアで、テナント経営についてお悩みの方は、テナントテラスまでぜひご相談ください。