土地活用のポイントに、医療施設を建てる方法があります。
賃貸住宅での運用とは異なる点が多く、不動産活用法としてのメリットが大きくて魅力的です。
土地活用で医療施設を建てることについて解説します。
土地活用のポイント①医療施設を建てるメリットはたくさんある
医療施設を建てる方法は不動産活用のポイントの一つで、土地と建物を提供して開業医に入居してもらう方法で賃貸運営をします。
開業医を見つけてから計画をスタートさせるので、賃貸住宅のような空室リスクがなく、医療という事業柄、安定した収益を期待できるのが大きなメリットです。
地域医療連携が進む昨今に適した事業ともいえるので、安定性と地域貢献を兼ねた土地活用ができますよ。
賃貸医院併用の住宅などもニーズがあり、新たな医療機関の建築は周辺地域の活性化にもつながるかもしれません。
また、賃貸住宅と比較すると、水回りの設備などをいくつも作る必要がないので、総じて建築コストが低く、初期投資を抑えられます。
医療機関の建設によって、土地と建物の評価額を下げられるので、相続税対策にもなりますよ。
建物では30%、土地では10~20%ほど評価額が下がり、場合によっては50%で適用されるエリアもあります。
土地活用のポイント②医療施設に向いている条件は人が集まりやすい場所
医療施設を建てる土地活用のポイントとして、建築に向いている土地の条件をみていきます。
通院の肝となる交通アクセスの良い幹線道路沿いがおすすめです。
駅の近くや市街地である必要はありませんが、地域の主要道路に面したわかりやすい場所がポイントとなります。
隣接するようにショッピングセンターがあるエリアは、患者さんの集客を見込めるのでさらにおすすめです。
生活に必要な施設がかたまっていると患者さんの利便性が高まり、足を運ぶきっかけになります。
周辺に競合する医療施設があったとしても、おそらく良い相乗効果を生むでしょう。
また、駐車場を確保できるかも重要です。
駅から遠くても駐車場があれば、車で来院できますし、体調が悪い状態なら、なおさら車で受診したいのが患者さんの心情です。
公共交通機関の利便性はなくても、駐車場を確保できるエリアなら、医療施設建築の土地として向いているといえるでしょう。
まとめ
医療施設の建築は、初期費用が安く空室リスクがないのがポイントなので、おすすめの土地活用法です。
地方で賃貸ニーズがなくても、高齢化による医療ニーズは今後も続くので、活用に大きな期待をもてるでしょう。
地域の特徴をつかんでエリアに合った不動産活用をしてくださいね。