テナント物件を経営されているなかで、“スケルトン物件”という言葉を聞いたことがありますか?
あるいは、言葉を耳にして調べてみたというオーナーさんもいるかもしれませんね。
スケルトン物件とは一体何なのか、メリットや注意すべき点など、ご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
テナント物件においてメリットとなる“スケルトン”とは?
スケルトン物件とは、物件の中身が何もない状態、つまり天井・壁・床・内装がないコンクリートを打ちっぱなしにした状態の物件をいいます。
テナント契約から撤退を経験されている方はイメージがしやすいと思いますが、撤退する時に原状回復を終えた後のまっさらな状態になった物件がスケルトン物件です。
もうひとつよく使われる言葉に「居抜き物件」がありますが、こちらは前の内装のまま次に引き継がれる物件のことをいいます。
テナント物件経営におけるスケルトン物件のメリットとは?
テナント物件を経営していく上で、まっさらな物件として貸し出すメリットにはどんなものがあるのでしょうか?
<メリット>
スケルトン物件は中身がまっさらな状態なので、前のイメージを引きずることなく自由に使うことができます。
そしてすべての設備が新品なので、すぐに故障してしまう心配もありません。
居抜き物件の場合は、仮に設備が故障寸前だったとしても使わざるを得ませんし、取り換え工事でさらに出費が増えてしまうことも考えられます。
そのため、ゼロからイチを作り上げたい気持ちの強い借主には魅力を感じてもらいやすいので契約の結びやすさに繋がります。
<注意点>
ただ、気を付けたい注意点もあります。
スケルトン物件を貸す場合、どんな業種の借主に決まっても、内装工事が必要となります。
つまり、こだわりが強ければ強い借主ほど、オープンまでに時間がかかってしまいます。
さらに、初期費用もかかります。
そのため、借主のなかには、「こだわりを追求するか」か「早くオープンさせるか」を天秤にかけて、居抜き物件を選ぶ方もいます。
そうなると貸している側としては、いつまで経っても契約が結ばれない…という状況になる可能性もあります。
それぞれにメリットとデメリットはあるので、オーナーはよく吟味する必要があります。
まとめ
テナント物件を経営していくなかで、居抜き物件とスケルトン物件のどちらがよいのか、迷うことは多いと思います。
どちらにしても、借主が何に魅力を感じているかを読み取って、自分の持っている物件のメリットと上手く繋げられると契約に繋がりそうですね。
これからスケルトン物件を貸し出そうかと考えていた方に少しでも参考になれば幸いです。
野洲エリアでテナントの経営の経営についてお悩みのオーナー様は、私たちテナントテラスまでぜひご相談ください。