テナント投資は居住物件より利回りが高いので、収益率をあげたい方におすすめです。
店舗や事務所などの事業用の物件やビルの運営は、賃貸運営に慣れた方なら狭き門ではないでしょう。
テナント投資のメリット・デメリットのポイントをご紹介しますので、収益性の高い不動産投資を検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。
テナント投資のメリットポイント
テナント投資のメリットポイントを3つあげます。
▼収益性が高い
事業用物件の賃料は居住物件に比べると賃料単価が高いので、収益性が良い傾向にあります。
テナント投資においては、入居者が収益を得られる物件を貸し出すので、収入の発生しない住居物件より高めに家賃を設定できます。
多少テナント料を高く設定しても、好立地で集客アップにつながるような物件なら次々と入居希望者が現れます。
物件環境と入店する業種によって、家賃を自由に設定できるのも魅力的でしょう。
▼原状回復の手間がない
店舗などはスケルトン状態にして退居するのが一般的なので、原状回復に手間と費用がかかりません。
敷金や保証金の設定は、3ヶ月~12ヶ月分と高めなので安心できます
契約によっては一部の金額を返却しないですむ場合があるので、資産運用に回すことも可能ですよ。
▼一棟貸しなら経費が安い
一棟貸しの投資なら、共用部分のメンテナンスなどは入居者の負担になるのが一般的です。
掃除や修繕に関する作業費用や電気代を、オーナーは負担しなくてすむので経費や手間を軽減できるでしょう。
テナント投資のデメリットポイント
テナント投資のデメリットポイントは、主にリスクの高さです。
▼空室トラブルが多い
事業者が入居するので、経営悪化による急な退店が頻繁に起こりやすく、景気によっては賃料を低めに設定せざるをえなくなります。
物件の需給バランスによって賃料の変動率は大きく変化し、50%~100%の値を示すケースもあるので、ハイリターンを期待できるぶんハイリスクでもあります。
また、入居者の営む業種や業態によって求める立地や設備は違うので、特定の業種に合わせた間取りにすると、退店後に他業種の入居者を探すのが困難になります。
新テナントへの入居者募集のノウハウが大きなカギとなるでしょう。
▼金融機関からの融資が厳しく地震保険にも加入できない
事業用物件に対する金融機関の審査は、厳しくて時間もかかります。
テナント物件は地震保険への加入ができないので、地震危険保障特約などのついている店舗総合保険に入らなくてはなりません。
まとめ
テナント投資はハイリターンを期待できるぶん、ハイリスクですが、ノウハウやテクニックをもっていれば運用できます。
まずはメリット・デメリットをしっかり把握して、テナント物件に強い業者に相談してくださいね。