テナントの入居審査では、住宅の入居審査とは違った基準による審査を行ないます。
特に物件のある地域に密着しているオーナー様にとって、入居者の質はエリア全体に関わる問題です。
そのため、ポイントを押さえてしっかりと見極めなければなりません。
この記事では、テナント物件を経営しているオーナー様向けに、入居審査時のチェックポイントについて紹介します。
テナント入居審査時のポイント①:周辺といがみ合わない用途かどうか
テナントの入居審査で最も重要なポイント、それは物件を使う用途です。
用途によってはオーナー様自身の商売やエリア周辺の環境にも関わるため、オーナー様と入居者の2者間以上の問題にもなりかねません。
特に複数の契約希望者がいる場合は、用途を基準に選べばあまり周辺に配慮せずに済みます。
入居審査の面談時は、テナントが行っている商売や仕事の内容を詳しく聞くようにしましょう。
どのような業種かについてはもちろんのこと、出入りする人の特徴やその頻度、営業時間などは鍵となるポイントです。
オーナー様自身の商売とのバッティングや、他の入居者および近隣住民とトラブルになったりクレームを寄せられたりする事態は好ましくありません。
周辺にある同様の業種と競合する可能性や、煙や騒音などクレームにつながりやすい部分は特にしっかり審査するのがポイントです。
テナント入居審査時のポイント②:所有物件の資産価値を高めてくれるかどうか
入居審査で問題のあるテナントを通してしまうと、エリア全体に悪影響を及ぼします。
しかし、逆に言えば、優良テナントを入居させれば所有物件のみならずエリア全体の資産価値の向上につながります。
このため、テナントの質は毎月の賃料から得られる収益の割合以上に重要です。
現在のエリアに不足している、最もエリアの魅力を引き出してくれるテナントを選びましょう。
街を構成するのは、入居するひとつひとつのテナントです。
賃料では劣っていてもエリアにとって魅力的であれば、長い目で見ればより高い資産価値につながるかもしれません。
一方、すぐに撤退してしまったり、入居審査が厳しすぎて中々入居者が決まらなかったりするケースは注意が必要です。
いつまでも空室のままではエリア全体の資産価値が下落するため、物件の賃料も下落する悪循環に陥ってしまいます。
資産価値を考える際は、長い目でエリア全体を見渡すのがポイントです。
まとめ
テナントの入居審査で最も重要なポイントとなるのは、物件を使う用途です。
用途によっては周辺への配慮が必要であったり、クレームを受けてしまったりする事態にもつながりかねません。
しかし、意識して魅力ある用途の入居者を選べば、自分の物件だけでなくエリア全体の資産価値の向上も狙えます。
このようなポイントを意識して、魅力ある入居者を選べる、精度の高い入居審査を行ないましょう。
テナントテラスは、テナント経営を行なう方のサポートも行なっております。
大津や南草津・守山エリアや近隣のエリアでテナント経営をされている方は、ぜひ当社までご相談ください。