2026年の「住みたい街ランキング」で、滋賀県の草津が存在感を見せています。
リクルートが発表した「SUUMO住みたい街ランキング2026 関西版」では、草津駅が「住みたい街(駅)」の6位となり、2018年以降で過去最高位を記録しました。さらに「穴場だと思う街(駅)」では、梅田と並ぶ同点1位に選ばれています。
別の調査でも草津市や大津市、守山市などが上位に入り、滋賀南部の暮らしやすさが改めて注目されています。
今回は、調査方法の異なる3つのランキングを比べながら、滋賀南部の街が評価されている理由を見ていきます。

大津市街地とびわ湖
草津駅が関西6位、「穴場な街」では同点1位
「SUUMO住みたい街ランキング2026 関西版」は、関西圏に住む20歳から49歳の4,600人を対象としたWebアンケートです。回答者が今後住んでみたい街を第1希望から第3希望まで選び、順位に応じて得点化しています。
この調査で草津駅は、梅田、西宮北口、神戸三宮、なんば、天王寺に続く6位となりました。大阪・兵庫の主要駅が並ぶなか、滋賀県の駅が上位に入った点は注目に値します。
また、「穴場だと思う街(駅)」では前年6位から順位を上げ、梅田と並ぶ同点1位となりました。知名度や利便性が評価されながらも、住まいの選択肢としてまだ伸びしろがある街と受け止められていることがうかがえます。
実際の物件探しでも草津・南草津が上位に
LIFULL HOME'Sの「2026年 みんなが探した!住みたい街ランキング(近畿圏版)」は、アンケートではなく、掲載物件への問合せ数を駅別に集計したものです。
その「借りて住みたい街」で、草津は前年20位から7位へ上昇し、南草津も9位に入りました。
同社は、京都の賃料水準が上昇するなか、京都方面へ移動しやすく、相対的に住居費を抑えやすい草津・南草津への注目が高まっていると分析しています。
「住んでみたい」という意向だけでなく、実際の賃貸物件への問合せでも上位に入っていることは、草津エリアへの関心の強さを示す一つの材料といえます。
「住みここち」では草津・守山・大津が8年連続トップ3
大東建託の「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2026<滋賀県版>」では、自治体ランキングの上位3市が、8年連続で次の順となりました。
・1位 草津市
・2位 守山市
・3位 大津市
また、野洲市は前年から順位を上げて8位に入り、トップ10へランクインしました。
同じ調査の「住みたい街(自治体)」でも草津市が8年連続1位、大津市が3位。「住みたい街(駅)」では草津駅が3年連続1位となっています。
街への憧れだけでなく、実際に住む人の評価でも草津・守山・大津が安定して上位を保っていることが、滋賀南部の大きな特徴です。

JR草津駅東口の駅前広場
「住みたい街」と「住みここち」は意味が異なる
ランキングを見る際は、それぞれの調査が何を測っているのかを分けて考える必要があります。
・住みたい街:これから住んでみたいという希望や街のイメージ
・住みここち:現在住んでいる人が感じている生活の満足度
・みんなが探した街:掲載物件への実際の問合せ数
調査の対象者、質問方法、集計期間が違うため、順位だけを単純に比べることはできません。一方で、異なる調査で草津をはじめとする滋賀南部の街が繰り返し上位に入っていることは、交通、生活利便性、住居費、街の親しみやすさなどが総合的に評価されている可能性を示しています。
滋賀南部の街が支持される背景
1.京都・大阪方面へつながる交通利便性
草津、南草津、大津、守山、野洲はJR琵琶湖線で結ばれています。京都方面への通勤・通学を考えながら、滋賀県内で住まいを探せることが大きな強みです。
2.日常生活に必要な施設の充実
駅周辺や幹線道路沿いには、商業施設、飲食店、医療機関、生活サービスなどが集まっています。鉄道を利用する暮らしと、自動車を利用する暮らしの双方を選びやすい点も、滋賀南部らしい特徴です。
3.都市の利便性と自然の近さ
買い物や交通の利便性を確保しながら、琵琶湖や公園、田園風景などに触れやすいことも滋賀の魅力です。街ごとに規模や雰囲気は異なりますが、都市機能と落ち着いた住環境のバランスが評価につながっていると考えられます。
出店や事業所選びでは、ランキングの先を確認
住みたい街としての人気は、街の認知度や居住者の動きを知る手掛かりになります。ただし、住宅地として人気があることと、あらゆる店舗・事業所に適していることは同じではありません。
事業用物件を検討する際には、ランキングに加えて、次のような条件を確認することが大切です。
・平日と休日、昼と夜の人通り
・周辺住民の年齢層や世帯構成
・競合する店舗や不足している業種
・駅からの動線、道路からの見え方、駐車場の使いやすさ
・賃料と想定売上のバランス
同じ市内でも、駅前、住宅地、ロードサイド、工業・物流エリアでは人の流れと求められる業種が異なります。街全体の評価を入口にしながら、物件ごとの立地条件まで確認することが重要です。
まとめ
2026年の各ランキングでは、草津駅が関西の「住みたい街」で6位、「穴場だと思う街」で同点1位となりました。実際の物件問合せでも草津・南草津が近畿圏の上位に入り、住みここちでは草津市・守山市・大津市が8年連続で滋賀県のトップ3を占めています。
調査方法はそれぞれ異なりますが、滋賀南部が「交通や生活の利便性」と「落ち着いた住環境」のバランスを持つ地域として、幅広く評価されていることが分かります。
テナントテラスでは、草津市、大津市、守山市、野洲市をはじめ、滋賀県内の店舗・事務所・倉庫などの事業用物件をご紹介しています。出店エリアや物件選びでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
参考情報
・SUUMOジャーナル「関西『住みたい街ランキング2026』発表!」
・いい部屋ネット「住みたい街 自治体ランキング<滋賀県版>」
・いい部屋ネット「街の住みここち 自治体ランキング<滋賀県版>」
・LIFULL「2026年 みんなが探した!住みたい街ランキング<近畿圏版>」
※ランキングおよび調査内容は、各社が2026年に公表した情報に基づいています。最新情報や詳しい調査条件は、各公表元をご確認ください。













