土地活用の手段としてよく候補に挙がるのがテナント経営です。
この記事では、土地活用でテナントを経営するメリットや確認すべきポイントについてまとめました。
収益性の高い土地活用をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
土地活用でテナント経営をするメリットとは?
テナント経営は、土地オーナーにとってたくさんのメリットがあります。
1つ目は、テナントの賃料を高く設定できる点です。
個人を対象とした賃貸住宅の賃料よりも1.2~1.5倍ほど高めに設定できるため、初期投資費用が回収しやすくなります。
2つ目は、トラブルのリスクが低い点です。
住宅賃貸物件では、家賃滞納や住民間のトラブルといったリスクがついて回りますが、テナントは借主が法人のため、こうしたトラブルのリスクが低くなります。
3つ目は、立地条件の制約が少ない点です。
事務所などの法人向けテナントの場合、住宅賃貸物件よりも周辺環境へのこだわりが少ない傾向にあります。
そのため、住宅賃貸に不向きの土地でもテナント経営なら成功する可能性があるのです。
4つ目は、内装などの初期投資を抑えられる点です。
賃貸住宅経営と異なり、テナント経営であれば躯体がむき出しのスケルトン状態でも貸し出しを始められるため、初期費用をおさえられます。
5つ目は、賃貸住宅経営よりも経営計画が立てやすい点です。
通常、テナント経営は借主と定期借家契約を締結します。
契約期間が終了すれば確実に退去するため、契約終了後の活用計画も立てやすく、転用もしやすいのです。
6つ目は、相続税対策になる点です。
テナント経営されている土地は「貸家建付地」に相当し、相続税は駐車場や更地としておくよりも2割ほど下がるため、節税効果が見込めます。
土地活用でテナント経営を始める前にチェックすべきポイントは?
テナント経営を始める前に、必ず確認しておくべきポイントが3つあります。
1つ目は、テナントの賃料と契約期間です。
テナントの賃料に対して支払い能力が伴った借主かどうか、必ず確認しましょう。
賃料をもとに収支や初期費用回収にかかる期間を計算し、契約期間を決めます。
テナント経営において全ての基準になる重要なポイントですので、しっかり考えましょう。
2つ目は、テナント物件の改装費や敷金についてです。
借主が入居した際や原状復帰などの工事費用の負担バランスは、最初に決めておきましょう。
敷金についても、返却の基準や扱いを明確にしておくことが重要です。
3つ目は、借主都合による中途解約についてです。
空室時のリスクが高いことが、テナント経営において最も大きなデメリットです。
借主都合による中途解約にはペナルティを設ける、などの対策も必要になるでしょう。
・新たな借主を見つけてきたら解約できる
・残りの賃料を一括支払いすれば解約できる
などが一般的ですが、借主とよく話し合い、内容をすり合わせることが大切です。
まとめ
土地活用でテナント経営をするメリットと、確認すべきポイントをご紹介しました。
空いた土地の有効活用をお考えの方は、ぜひ検討してみてください。
滋賀県大津市・草津市などで事業用不動産をお探しの方がいましたら、私たちテナントテラスまでお気軽にお問い合わせください!