関西を中心に展開するスーパーマーケット「万代」が、滋賀県へ初進出します。
株式会社万代の発表によると、2026年12月上旬、大津市今堅田の「万代 堅田店」と栗東市小柿の「万代 栗東小柿店」が同時にオープンする予定です。
両店舗には、店内で焼き上げるパン、対面式の惣菜コーナー、精肉の量り売り、地元野菜、新鮮な丸魚などをそろえた売場が計画されています。
今回は、2店舗の概要と特徴を確認しながら、堅田・栗東小柿周辺の買い物環境や人の流れにどのような変化が考えられるのかを見ていきます。
万代が2026年12月、滋賀県へ初出店
万代は大阪府で創業し、大阪、兵庫、京都、奈良、三重、和歌山で店舗を展開するスーパーマーケットです。2026年9月の発表時点で、店舗数は170店舗とされています。
滋賀県への出店は今回が初めてです。万代は、滋賀県について「子育て世帯が多く、マーケットとして大きな魅力を持つ地域」と説明しています。
1店舗から試験的に始めるのではなく、大津市と栗東市に2店舗を同時出店する点からも、滋賀県を新たな商圏として重視していることがうかがえます。
出店計画は、万代の公式発表で公表されています。
万代 堅田店の概要
・所在地:滋賀県大津市今堅田2丁目20番1号
・売場面積:1,989.98平方メートル(601.96坪)
・営業時間:午前9時~午後10時
・駐車場:162台
堅田店は約602坪の売場と162台の駐車場を備える計画です。日常の食料品を扱う店舗として、徒歩や自転車だけでなく、車でのまとめ買いにも対応する規模となっています。
堅田エリアは住宅地が広がり、周辺には複数のスーパーやドラッグストアなどがあります。万代の進出により、商品の品ぞろえや惣菜、価格、営業時間など、住民の買い物先の選択肢が増えることになります。
万代 栗東小柿店の概要
・所在地:滋賀県栗東市小柿8丁目1番13号
・売場面積:1,879.42平方メートル(568.52坪)
・営業時間:午前9時~午後9時50分
・駐車場:168台
栗東小柿店は約569坪の売場と168台の駐車場を備える計画です。
小柿周辺は草津市との市境にも近く、栗東市民だけでなく、草津市側からの利用も考えられる地域です。日常的に車で買い物をする世帯にとって、新たな選択肢となりそうです。

滋賀県へ同時出店する万代2店舗の概要(公式発表をもとに作成)
2店舗とも「万代のフルスペック仕様」
万代は、堅田店と栗東小柿店の両方を「フルスペック仕様」としています。
店内で焼き上げるインストアベーカリー
両店舗には、インストアベーカリー「Bonne chere(ボン・シエール)」を導入。ピザ、食事パン、惣菜パン、ペストリーなどを、商品に合わせて店内で仕込み、焼き上げる計画です。
デパ地下スタイルの対面惣菜
通常の惣菜に加え、一部店舗だけで展開されている対面式のサラダコーナーも導入されます。価格だけでなく、見た目や出来たて感を重視する利用者も意識した売場です。
精肉の量り売りと地元野菜
精肉売場では一部商品の量り売りを行い、家族の人数や用途に合わせて必要な量を購入できるようにします。また、地元農家の野菜も取り扱う予定です。
丸魚が並ぶ鮮魚売場
鮮魚売場では、一般的なパック商品だけでなく、市場から運ばれた丸魚を並べ、用途に合わせて店頭でさばくサービスも予定されています。

堅田店・栗東小柿店に計画されている主な売場(公式発表をもとに作成)
周辺の買い物環境はどう変わる?
1.日常の買い物先が増える
食品スーパーは利用頻度が高く、価格、鮮度、惣菜、駐車しやすさなどによって使い分けられます。滋賀県内にはこれまでなかった万代が加わることで、堅田と栗東小柿の両地域で買い物先の選択肢が広がります。
2.店舗周辺の車の流れが変わる可能性
いずれも160台を超える駐車場を備えるため、開業直後や夕方、週末には周辺道路の交通量が増える可能性があります。出入口の位置や混雑時間帯は、周辺住民だけでなく、近隣店舗にとっても確認したいポイントです。
3.地元農産物の新しい販売先になる
地元農家の野菜を取り扱う方針が実現すれば、地域の生産者にとって新たな販路となります。どの地域の農産物が、どの程度並ぶのかも開業後に注目したい点です。
周辺店舗にとっては競争と人の流れの両面がある
大型スーパーの出店は、地域の利便性を高める一方、既存のスーパーや食品店、惣菜店などにとっては競争相手が増えることでもあります。
一方で、日常的に多くの人が訪れる店舗ができれば、周辺を通る車や人が増え、近隣の飲食店、サービス店舗、クリニックなどへ認知が広がる可能性もあります。
ただし、来店者がスーパーだけを利用して帰る場合、周辺店舗への波及は限定的です。商業エリア全体への影響は、出入口、道路動線、隣接店舗、営業時間などによって変わります。
滋賀県の食品スーパー市場に新しい選択肢
万代の滋賀県初出店は、単にスーパーが2店舗増えるだけでなく、県外で店舗網を広げてきた企業が、堅田と栗東小柿を新たな商圏として選んだ動きです。
両店舗とも2026年12月上旬のオープン予定で、現時点では具体的な開業日は発表されていません。
売場づくりや実際の価格帯、地域農産物の品ぞろえ、開業後の交通量など、地域の買い物環境がどのように変わるのか注目したいところです。
参考資料
・株式会社万代「スーパーマーケット万代 2026年12月に滋賀県初出店」
※店舗概要、営業時間、開業時期などは今後変更される可能性があります。本記事の周辺環境への影響に関する記述は、公表情報をもとにした予測です。













